せめて朝は
ゆっくりしたいんだけど、
・・・・・・・やっぱ、無理?
*花*
只今、オレは
見知らぬ男とお茶中。
サトキ カナメ
「どうも、初めまして。遅れましたが、砂時 要 といいます。
「はあ・・・・・・。」
名前だけ言われても、なぁ。
てかオレ、
何でこんな所にいるんだ?
・・・・・・・・・・・・
・・・・・・
「やぁ、雄沢 葵君?」
「!・・・何でオレの名前・・・」
知っているのか、と言ったら
笑って誤魔化された。
何なんだ、コイツ。
「ところで・・・この花、知ってますよね?」
その男が取り出したのは、花だった。
何で花?
・・・水色で、変わった形で・・・・・・あ?
「ん・・・?ああ、(昨日の)。」
「やはり知っているようですね。
立ち話も何ですから、どこか店に入りましょうか。
あ、勿論奢りますよ。」
いや、オレこれから学校なんだけど。
目の前学校なのにサボれと?朝から??
・・・・・・・・・って、
まだ何も言ってないのに引っ張ってくんじゃね―――――ぐぇっ
・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・
ああ、そうだ。
無理やり此処に連れてこられたんだ。
そのせいで危うくオレは窒息しそうになったぞ。
ったく、ホントに何なんだよな―、この人。
見た目からしてオレよりも
一つか二つ年上っぽいけど。
「・・・で、砂時・・・さん?結局オレに何の用で?」
やっぱ年上っぽいし敬語使うべきだよな。うん。
相手の行動は失礼極まりないけどっっ!
「そうでした。本題に入りましょうか。
先程お見せした‘花‘、知っているようでしたが、それは
いつ、どこで知りましたか?」
いつどこでって・・・
知っててオレのとこ来たんじゃないのかよ。
ん、あれ?じゃ何でオレのこと知ってたんだ?
いつ・・・を知らないって事は、
・・・ストーカーとかじゃないっぽいし。(笑)
「え―――・・・っと、昨日の帰りに・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・落ちてた。」
「・・・・・・・・・そうですか。」
あれ?やっぱ略しすぎた?
でも、途中の部分を話す訳にはいかないよ なぁ?
頭イタイ子とは思われたくないし。
オレは頭イタくないし、
憑いてもいないんだよっっ!!
「でわ聞きますが、その花が落ちていたのは、
○△町の、昨日建物が半壊する事件が起こった場所じゃないですか?」
「!!・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「沈黙は肯定と見なしますよ。」
「・・・・・・・・・・・・さぁな。」
やっぱ知ってんじゃねえかよ!!
ストーカー??・・・じゃないよな。
もしかして、アレ?昨日のオレが一人変なの見て慌てながら
(傍から見れば)独り言を言ってるのを見てたのか!?
「単刀直入に聞きます。
貴方は、アレが視えますね?」
初めて思った事がある。
もしかしたら、オレにも
仲間が居るんじゃないか・・・って。
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理科の授業中に書きました。
二人も先公いたのに、よく書けたな〜。
まぁ、窓側の一番後ろの席だしねw
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