あーあ、今日も一日


       ついてない日でした――って・・・あれ?





       オレ、何か忘れてない?


















                               *花*


























       「ふあ〜ぁ。」





       今日も一日ついてませんでしたー。

       ン〜・・・10:30か〜

       まだ早いけど寝るかな・・・・・・・・・ん?

       あれ?この花――――!!





       あ――――――!!





       そうだよ!

       今日は帰りにすっごい変なの視て!

       コレその時の花じゃん!!

       なに呑気に寝ようとしてんだよ、オレ!!・・・・・・って、ああ。

       忘れてた。

       日田パワーだ。

       アイツのマイペースさに巻き込まれたんだった。

       ある意味天才だよ、日田・・・。



       てか、



       「結局なんだったんだ?あの変なの・・・」





       オレにしか視えてなかったみたいだし。

       あの後結局視なかったからな〜

       あー、考えだしたら眠れそうに無くなってきたな〜

       下でテレビでも見るか。うん、そうしよう。 





       「・・・ん?父さん、何見てんの?」

       「何って、ニュースだよ。お前も見ろ、勉強になるぞ。」

       「へいへい」





       ニュース位見なくても大丈夫だっての。

       そりゃぁ、社会の自治問題には困るかもだけど・・・・・・・・・ん?

       あれ?このニュース・・・・・・





       「今日、夕方5時頃、○△町で、建物が半壊するという事件が起こりました。

        目撃者の証言によると、『急に壊れだした』『まるで何かが通ったみたいな壊れ方だった』

        との事です。警察はこの事についてはまだ捜査中と・・・・・・」







       「結構近くか・・・。危ないなぁ。」

       「・・・そうだね。」







       これって・・・あの事だよな・・・・・・。





       「帰りとか気をつけろよ〜?唯でさえ最近は物騒なんだから。」

       「・・・分かってるよ」





       ・・・ホント、分かってはいるんだけどな・・・・・・

       いつも危険って向こうから来るんだよね。

       間違っても自分から面倒な・・・じゃなかった、

       危険なことに首を突っ込んではいないぞ。

       絶対に。


       はぁ・・・。本当に、

       ついてないな、オレって。

       ・・・・・・・・・憑いてもないぞ。
















       「・・・結局、あんま寝れんかった。」





       考え出したら止まらないからな―、オレ。

       ま、いっか。授業中寝よ。





       「ん?」





       何で他校の生徒が校門前にいるんだ?

       放課後ならともかく、こんな朝から。

       しかも何かこっち見てるし。

       あ、こっち来た。





       「やぁ、雄沢 葵君?」







       ああ、


       今日もまた面倒な、

       しかもついてない事に巻き込まれそうだ。




      ・・・自分からは何もしてないんだけどなぁ・・・。






       や、だから憑いてないって。








+++++++++++++++++++

       あ――、もうネタが無い。

       続きが思い浮かばない。