確かに、呼んだけどさ



　　　　　　　まさか本当に現れるとは・・・。





















　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＊花＊















　　　　　　　「さ、とき・・・・・・」



　　　　　　　呼んだのはオレだけどさ、

　　　　　　　まさか、こんなに早く来るとはな・・・・。


　　　　　　　・・・・・てか、さ




　　　　　　　「さっき どっか行った意味無いな。」


　　　　　　　「うるせぇ黙っとけ。」



　　　　　　　あ、何だ気づいてるのか。

　　　　　　　だよなぁ。最初なまま此処にいれば走らずに済んだのに。



　　　　　　　「なー、何コイツ。」

　　　　　　　「お前変なとこでマイペースだな。・・・こないだ言ったやつだよ。」

　　　　　　　「・・・って、喋るのか？」


　　　　　　　「は？」


　　　　　　　「え、だって喋ってるぞ？」



　　　　　　　「・・・は？喋る・・・？」



　　　　　　　だって喋ってんじゃん。おもいっきり。




　　　　　　　「邪魔が入ったか・・・・・。」



　　　　　　　「！！？」




　　　　　　　ほら、ほら！喋ってる！！

　　　　　　　てか、砂時の驚いてる顔って珍しい！（ついでに面白い！）





　　　　　　　「ふ・・・・・・今日は止め、だ」



　　　　　　　「おぁ？」


　　　　　　　ん？ん？


　　　　　　　あれ？なんか逃げてない？アイツ。



　　　　　　　「砂時・・・逃がしていいのか？」


　　　　　　　「！テメッ待・・・・・たないよなぁ」


　　　　　　　えー・・・・・・。

　　　　　　　お前、そんな適当でいいの？

　　　　　　　しかも本当に逃げてるし。もう見えないとこまで。



　　　　　　　「おい、雄沢」

　　　　　　　「ん？」



　　　　　　　「今の、言うなよ？」



　　　　　　　今の？今のって・・・・・



　　　　　　　「何が？」


　　　　　　　「・・・・、今のヤツが喋ってた、ってことをだよ」


　　　　　　　おい、今お前呆れてただろ！？

　　　　　　　分からねぇもんはしゃーねぇだろ！お前が説明不足なんだよ！




　　　　　　　「・・・とりあえず、帰るぞ」


　　　　　　　「・・・おおぅ」



　　　　　　　なんかオレって、２回もあの変なのに襲われかけてんのに・・・・


　　　　　　　・・・・・・・マイペースだなぁ。自分で言うのもあれだけどさ。


　　　　　　　・・・・絶対に日田のがうつったんだ。






　　　　　　　「おい、何ぼーっとしてんだ？」

　　　　　　　「いや、別に」


　　　　　　　あえて言えば自分の性格が嫌だなぁとか思っちゃっただけだよ！






　　　　　　　「あら、砂時くん、何処に行くの？」

　　　　　　　「！！？」

　　　　　　　「・・・？」


　　　　　　　誰だ？この女の人・・・・。

　　　　　　　急に現れたけど・・・・、まあ砂時の知り合いっぽいし。（つまり普通じゃなさそう）



　　　　　　　「み、美里サン・・・・・」

　　　　　　　「やぁ。」



　　　　　　　おおう？何か微妙な顔だなぁ砂時？

　　　　　　　苦手なのか？この人が？？



　　　　　　　「・・・何で、此処に？」

　　　　　　　「いやぁ、此処に出たみたいじゃないの、アレがさ」


　　　　　　　「ああ、まあ・・・・はい」


　　　　　　　「でしょ？だからちょっと来てみたのさ。・・・・・・あれ？」

　　　　　　　「へ？」



　　　　　　　え？何、オレ？

　　　　　　　オレになんかある？



　　　　　　　「あっれー？君、もしかして雄沢くん？あの噂の！」


　　　　　　　噂って何ィィ！！？


　　　　　　　「確かに、オレは雄沢ですけど・・・・？」


　　　　　　　「へー！そっかそっかぁ！なるほどねぇー」


　　　　　　　何がなるほどなんですか。

　　　　　　　何でそんな納得した風なんですか。

　　　　　　　オイ砂時！そんな哀れむような目で見てないで助けろよ！！



　　　　　　　「よし！」


　　　　　　　ガシッ



　　　　　　　「・・・へ？」



　　　　　　　え、ちょ、何ですか、この肩に置かれた手は！？



　　　　　　　「じゃ、行こうか！」


　　　　　　　「え、え、ええええぇ？？」



　　　　　　　行くって何処に！？

　　　　　　　てオイ砂時！なんで溜息吐きながらちょっと後ろからついてきてんだよ！助けろ！







　　　　　　　え、マジでオレ、どーなんの？








＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋
　　　　　　　久しぶりとかそんな次元じゃない気がするくらいの更新！です！

　　　　　　　ほったらかしでスイマセン！ついでに彼らの口調も忘れました！（おい）




　　　　　　　　　←　　↑　　→